民泊施設の淘汰が始まれば
魅力的な部屋の
提供が必須に。

外国からの訪日客の増加による宿泊施設の不足を解消しようと、賃貸住宅や戸建て住宅の空き室を利用する民泊制度が整備され、誰もが手軽に民泊事業を行えるようになりました。昨今は、参入のハードルが低くなったこともあり、民泊施設が急激に増えています。それでも、今はまだ宿泊施設が不足しているので、民泊施設を運営し黒字を出すことはさほど難しいことではありません。ただ近い将来、飽和状態に達し、民泊施設の淘汰が始まると予想されます。その中で差別化を図っていくためには、他とは違う、魅力的な部屋の提供が必須になってきます。

民泊を利用する方の中には、一般的なホテルでは満たされないものを求めて、民泊を選択される方が多くいます。例えば家族6人で一部屋に泊まりたい、現地の人と会話を楽しみたい、街の日常を垣間見たいなどなど。立地条件や規模、物件の特性を生かして活用することで、あなたの物件がそのようなニーズにこたえられるかもしれません。

プロの目でチェックし、
民泊運営へのベストな
対応策をご提案。

建築基準法上、消防法上の基準をクリアにしなければ、合法的な民泊の運営はできません。ご計画の物件について、プロの目でチェックし、法規上運営可能なのかを含めて対応策をご提案します。その上で、特区民泊、新法民泊、旅館業の許可が必要な簡易宿所のいずれで運営するのがよいか、相談の上、ベストな方法をご提案させていただきます。

旅館設計のノウハウで
民泊施設に
「もてなし」の空間を。

簡単な家具のレイアウト、壁紙の張り替えだけでは数ある民泊施設の中で生き残ることはできません。
空間を最大限活かし、設計事務所ならではのプラニングを提案します。

建物の良いところが活きる
トータルコーディネート。

私たちは、その建物が持っている良いところを最大限活かすよう心がけています。約50年前に建てられた普通の木造の建物ですが、天井を剥がしてみると、見事な天井裏が現れました。この天井裏に合うよう、壁の色や床の質感、照明の種類や照度、家具・寝具のテイスト…などなど、細部にわたってトータルコーディネートし、既存の建物を活かしつつ、落ち着きのある魅力的な部屋をデザインしました。

訪問者を出迎える
非日常を演出。

障子が作る暖かな光の空間は、昔懐かしい日本らしさを感じさせます。この物件は、マンションの一室ですが、玄関を入ると、ほんのり光る障子が訪問者を出迎えます。伝統的な日本家屋は、明るさと暗さを障子によって演出します。各部屋の仕切りを障子に変えることにより、非日常的な空間を作り出しました。

限られた空間に
+αの要素を。

部屋の真ん中に、上がベッド、下がソファの、「隠れ家」のような家具を作りました。この家具により、寝るスペースとくつろぐスペースを分け、限られた空間を立体的に活用しました。空間を立体的に活用することにより、ただ単純にベッドを詰め込むのではなく、足を伸ばして旅の会話がはずむような場所を作ったり、隙間のスペースを利用して書斎スペースを設けたりと、限られた空間に+αの要素を生み出します。

設計の流れFlow

  1. お問い合わせ

    どんなことでもお気軽に、電話またはメールにてお問い合わせ下さい。
    簡単に概要をお聞きした上で、打合せさせて頂く日時を調整させて頂きます。

  2. ヒアリング

    民泊を考えている物件の概要、どのような宿にしたいのかという想いや、改修にかけられる予算などをお聞かせ下さい。

  3. ご提案

    ご提案に先立ち、現地調査などを行い、法規上、民泊が可能か否かの調査をいたします。その後、お伺いした内容と調査結果を踏まえ、計画の方向性をご提案いたします。
    具体的な内容は、完成イメージ案、計画概要(計画の範囲、プロジェクト費用の概算、スケジュールなど)です。例えば、部屋の改修のみの場合、家具配置を含む平面プラン、参考写真などで、完成イメージをご提案いたします。しっかりとしたご提案書を作成するため、規模や内容により変わりますが、概ね¥50,000~を頂いております。

  4. 設計監理

    ご提案内容を気に入って頂けましたら、設計・監理契約をさせて頂きます。その後、打合せ及び調査を重ねて、設計を進めていきます。例えば、部屋の改修の場合、より詰めた平面プランはもちろんのこと、細部のデザイン、テクスチャや配色の計画、照明計画を行い、家具やカーテン類、備品などのコーディネートと選定をします。
    設計が終わった段階で、施工業者・各業者に見積りを出してもらいます。見積り内容を精査するとともに、予算をオーバーした場合には、減額案の検討を行い、計画内容の調整をした後、改修内容と金額を確定させます。 改修中は監理業務として、工事が設計図通りに行われているかを確認し、色や仕上げ、細かな納まりなどを現場で確認した上で、決定していきます。
    ※設計監理費用は改修費の10~25%を基本設定とさせて頂いております。

  5. 検査と引渡し

    当事務所による事務所検査、そしてクライアントによる施主検査を行います。汚れ、傷、不具合などの是正を業者に指示し、是正されたことを確認した上で、引渡しとなります。民泊運営のための申請は、クライアントご本人若しくは行政書士が手続きをする必要がありますが、その際のサポートはさせていただきます。
    ※必要であれば、民泊申請の手続きに関しては、数多くの物件を手掛けている行政書士をご紹介いたします。また、清掃など運営についてノウハウのある業者の紹介もさせていただきます。

※ 以上は代表的な民泊設計業務の流れになります。プロジェクトによっては、異なる場合がありますので、ご相談下さい。

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